ゲーミフィケーション的な観点から読むマンガの楽しみ方

■ダイの大冒険

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元がドラクエというゲーム媒体からのマンガへの派生なので、ゲームそのものではありますが、作家がその辺りを意識していて「ドラクエらしさを読み物として昇華」させているんですよね。
作品でオリジナルの魔法や技しかり、絶望的に強いボスの連続攻撃など、ドラクエ的な要素が盛りだくさん。その中でも一番印象的なのは仲間達の「成長システム」を描いているところ。
修行をして新しい魔法や技を覚えていくんですけれど、その過程をちゃんと描いており、単に修行をして強くなるのではなく、新しい気づきや発見を通して、読者が納得いく形で成長していくんですよね。
これはドラクエのレベル上げのプロセスが作品としてちゃんと反映されており、共感できる部分でもあります。
そういえば最近のマンガには修行とかのシーンてないけど、時代の流れなんでしょうか?

 

■魔方陣グルグル

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これは小学生の時に買って大ハマリしてました。
何が面白いかっていうと、ドラクエでいう「セリフコマンド」の突っ込みなんですよね。
ボケと突っ込みがキャラ同士で交わされるんじゃなくて、キャラは360度思うままに発散したままで放置し、神の視点であるセリフコマンドが淡々と突っ込みを入れて収束していくという流れがとても斬新でして。いやぁ、懐かしいんだけど今読んでも面白いと思うよこれは。
■ハンター×ハンター

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最後はこれ。というかこれこそゲーミフィケーションそのものでしょう、笑
もうこれこそ説明不要、はい終わりって行きたいところですが念のため。
作家がゲーマーなため様々な要素があります。ハンター試験による囚人のジレンマ的なものから、ゲームの世界へダイブするグリードアイランドからのカードゲーム対戦。キメラアント編に登場する軍棋は、ゲームとしての戦略が実践に応用されるなど、各章ごとに作家が独自に設定したゲームルールが非常に個性的で魅力的。
何よりも驚くべきは、キャラクターに能力が存在しながら、特殊なルールの環境下において物語が展開されること。いわば「ゲーム要素を多重構造に取り入れている」ところでしょうか。決して矛盾して離散するような設定ではなく、それを作品として面白く昇華しているわけです。
バトルマンガの部類に入るかとは思いますが、パワーインフレに頼らず、様々な状況下においてキャラがひとりひとり知能バトルを展開するのは白熱モノです!

というわけでゲーム的な観点で読むマンガの面白さでした。
ほとんど王道ばかりですけれども、改めて違う視点で見ると新たな発見がありますね。

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